こんにちは。
営業サポート部の直井です。
最近、SNSでも話題の「熱湯除草」ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
今回は、熱湯除草のメリットや注意点について解説します。
メリット
〇手軽に用意できる
熱湯であれば、手軽に用意できますね。
お湯を沸かすだけでいいので、金銭的にも優しいです。
〇環境にやさしい
熱湯には薬剤が含まれず、冷めればただの水になります。
薬剤の残留のリスクがなく、ペットや小さなお子様がいる場合でも安心で、土壌への影響もありません。
注意点
〇効果が一時的
熱湯除草は、小さな雑草には効果てきめんですが、地中部が根深い場合や、茎や根が太い場合はまたすぐに生えてきてしまうかもしれません。
一般的には葉が枯れると光合成できなくなって根も枯れることが多いですが、しぶとい雑草もあるので、確実に枯らすためには短い期間で何度も熱湯をかける必要があります。
葉っぱだけでなく、根本にもしっかりと熱湯をかけると効果が出やすいです。
また、薬剤が残留しない分、持続効果はないので、新しい種が飛来して芽が出た時にはその都度熱湯をかける必要もあり、手間がかかるというデメリットがあります。
〇重い
除草剤に比べて、たくさんの量が必要なことや、熱いお湯に触れないように体から離して持つ必要があることなどから、熱湯をお庭や駐車場まで運ぶのは意外と大変です。
コンクリートの隙間から生えてしまった少しの雑草など、限られた範囲の除草にはおすすめですが、広い範囲の除草にはあまり適していません。
〇やけどのリスクがある
熱湯なので、安全には最大限注意しなくてはなりません。
運ぶ際の揺れでこぼしてしまったり、お子様やペットがぶつかってきたりすると危険です。
十分に注意して行う必要があります。
〇茹で汁を使う場合の注意
レトルト食品を湯煎したあとのお湯や、野菜のゆで汁を使用すると、水道代やお湯を沸かすための光熱費を節約できます。
しかし、パスタのゆで汁など、塩分が含まれるゆで汁は絶対に使用してはいけません。
また、塩を入れずに茹でるうどん、そうめん、そば、中華麺などの茹で汁でも、麺に含まれる塩分が溶けだしているのでNGです。
塩は植物を枯らす効果は高まるのですが、地中の配管や、室外機・給湯器などの設備の故障・腐食の原因になります。
住宅基礎への影響もあり、建物の耐久性が下がってしまう原因になるので、結果的に大きな損害につながってしまいます。
野菜など植物を茹でた茹で汁か、湯煎などで使った何も混ざっていない熱湯をかけるようにしてください。
まとめ
熱湯除草は、準備が簡単で費用もあまりかからないことから注目の除草方法です。
薬剤が残留せず安全な除草方法ですが、手間がかかることから狭い範囲の除草におすすめです。
隙間から生えてきた気になる雑草に試してみてくださいね。