こんにちは。
営業サポート部の直井です。
今回は、LIXILの衛生陶器、アクアセラミックについて解説します。
アクアセラミックは、超親水性の陶器で、汚れを浮き上がらせて洗い流しやすいのが特徴です。
また、表面構造が露出水酸基を抑える設計になっており、水アカがつきにくいのも特徴です。
高硬度のジルコンを釉薬の表面まで含んでいることで、キズもつきにくくなっています。
汚れや傷がつきにくく、簡単に汚れが落とせるこの衛生陶器は、LIXIL製のトイレの人気を支える秘訣でもあります。
LIXIL製のトイレではほとんどの製品にこのアクアセラミックが使用されています。
では、アクアセラミックのお手入れにはどんな注意が必要なのでしょうか。
アクアセラミックでやってはいけないお手入れ
①撥水コーティングをしないこと
アクアセラミックは、撥水性の素材とは反対の、超親水性が特徴です。
水をはじいて寄せ付けない従来の陶器とは違い、水とよくなじむことで水が汚れと陶器の間に入り込み、汚れを浮かして流していきます。
そのため、SNSなどでトイレのお掃除を楽にする方法として紹介されている、撥水コーティング剤は逆効果になってしまいます。
その他、タンク上に設置するタイプの商品で、効果長持ち!などと謳われている商品も、コーティング効果があるものが多いのでご注意ください。
既に使用してしまった場合には、食器用洗剤や、メラミンスポンジで除去すると効果を復元できます。
②強アルカリ性の洗剤や漂白剤は使用しないこと
重曹やアルカリ性の洗剤や漂白剤は使用しないでください。
また、研磨剤入りの洗剤や、フッ素系洗剤も使用できません。
洗剤は一般的なトイレ用の中性洗剤を使うことで、アクアセラミックの良さを活かせます。
③金属製や研磨剤入りのブラシを使用しない
硬いブラシは表面を傷つけてしまうので使用しないでください。
市販の柔らかいブラシで水を流しながらやさしくこするだけで十分汚れが落ちます。
アクアセラミックのお手入れ方法
ここからはアクアセラミックのお手入れについて解説します。
アクアセラミックは、お手入れが非常に楽な陶器ですが、お手入れが全く不要になるわけではありません。
アクアセラミックのキャッチコピーのひとつである、「100年クリーン」とは、100年お手入れ不要というわけではなく、日常のお手入れをすることで、100年後も美しさをキープできるというものです。
汚れが少ないとはいえ、放置すれば、さぼったリングなどと呼ばれる、水面のフチの黒ずみや、ピンク汚れも発生します。
そのため、定期的にブラシで軽くこするお手入れをお勧めします。
洗剤は日常のお手入れでは使用しなくても大丈夫ですが、汚れが気になる場合は中性洗剤を使用してください。
水面のフチの黒ずみは便器内の水に残った排せつ物などの汚れに雑菌が繁殖し、黒い跡になることで発生します。
長時間留守にするなど、便器内の水が入れ替わらない状況が続くことで発生しやすくなります。
発生したら、すぐにブラシでこすることで簡単に落とすことができます。
ピンク汚れは空気中のバクテリアが付着して繁殖することが原因です。
こちらもブラシでこすることで簡単に落とすことができますが、完全に取り除かないと、再度繁殖して広がってしまいます。
もし発生してしまったら清掃残りがないよう、すみずみまで徹底的にお掃除し、しばらくの間はお掃除の頻度を上げるのがおすすめです。
まとめ
アクアセラミックは、そのお手入れの楽さから、「絶対LIXILがいい!」とファンになる方も多い、まさに人気の秘訣ともいえる素材です。
お手入れが楽という言葉がひとり歩きして、実際以上に期待が高まってしまうところですが、どんなトイレでも日常のお手入れは必要です。
正しくお手入れすることで、お掃除が楽で長持ちする効果を最大限に生かすことができますので、ぜひ愛用いただければと思います。
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