こんにちは!
設計部の石堂です。
今回ご紹介する施工例はトイレの不具合の修理です。
事の始まりは現在工事中のお客様からのお声がけ。
工事の確認に伺った際に、トイレの水が止まらない、との事なので、
見てみることになりました。
トイレはINAX(現LIXIL)のアステオという商品。
15年位前に取り付けたトイレとの事。
↑画像はイメージ図
症状を見てみると、
便器の洗浄口から水が出続けて止まらない状態です。
この症状が出ている場合は、タンク内のフロートバルブの不具合が原因となっていることがほとんどです。
取り付けたのが15年前ということですので、
ちょっと心配しながらLIXILのメンテナンスサービスに電話してみると・・・
「完全廃盤品ですのでトイレ本体の交換になります」とのお返事が。
※完全廃盤品とは・・・本体だけでなくメンテナンス部材の製造も終了した商品のこと。
やはりメーカーでは修理の対応をしてもらえませんでした。
トイレの取り換えとなると、15万~20万円くらいになってしまいます。
便器自体は非常にきれいに使っていただいているので、もったいない。
そこで今回はネットで適合するフロートバルブを探して、取り替えててみることにしました。
あらかじめ、メーカーの保証対象外で完全に直るかわからない旨をお伝えしたうえで、
フロートバルブの代替商品を探してみることに。
トイレの品番からネットで検索をかけると、、、適合する商品が見つかりました!
メーカーでは製造が終了し在庫もないものですが、ある所には代替品があるんですね・・・
早速取り寄せて交換します。
トイレのタンクのフタと中フタを外した状態。
フロート弁は一番下(奥)になっています。
部材をはずし慎重にはずしていってフロート弁を取り出します。
器用な方ならご自分でも施工可能ですが、水道工事業者にお任せすることをお勧めします。
もし、万が一、ご自身でされる場合は、
施工説明書を確認しながらか、
それがないときはきちんと戻せるように写真を撮りながら外していく必要があります。
無事取外し完了しました。
ゴムが劣化して触るだけで手が真っ黒になります。
取り換えの際はビニール手袋の着用推奨です。
同じ手順で組み立てて作業終了です。
ちなみに手袋なしの作業だったため、
手が汚れてしまい、写真の撮影はここまでになってしまいました。
残念・・・
なんとか水漏れは解消されました。
メーカーの廃盤品でもなんとか修理することができました。
※ただし、純正品を使用しての修理ではないため、保証の対象外となります。
以上、トイレの修理のご紹介でした。
工期:1時間程度
費用:20000円(材工)










