こんにちは。
営業サポート部の直井です。
インテリアを考えるとき、3色までにまとめるといいとか、同系色にすると統一感が出ると言われますね。
でも、ブラウンで統一したのになんかバラバラ…。そんな経験はありませんか?
ブラウン以外でも、グリーン、ブルー、ベージュなどでも起こりやすい問題です。
なぜ、そのようなことになるのでしょうか。
色には3つの要素があります。
色相・彩度・明度 です。
下記の図では、右側のスライダーが色相になります。
赤・青などの色味を決める要素です。
明度は左の広いエリアの上下軸の部分です。
上に行くほど明度が高くなり、明度が低い下の方は黒っぽくなっています。
彩度は左のエリアの左右軸です。
色の鮮やかさを表しており、彩度が低いとモノトーンに近づいていきます。
色は、この3つの要素を掛け合わせて決まります。
では、インテリアに取り入れるときにはどうしたら統一感が出るのでしょうか。
まず一番簡単な方法は色相をそろえることです。
上の列は黄みがかった色相で統一しています。
下の列は赤みがかった色相です。
彩度や明度にばらつきはありますが、色相を統一するだけで、なんとなくそろった印象があります。
さらに、色相・彩度・明度のうち、2つの要素を固定することができれば、より統一感が出ます。
それぞれ2つずつ例を用意しましたのでご覧ください。
色相と彩度を固定した例
色相と明度を固定した例
明度と彩度を固定した例
このように、実際には異なる色であっても、要素がそろっていることで統一感のあるカラーコーディネートができます。
実際のインテリアではここまで厳密な統一は難しいのですが、意識して選別するだけでもかなり印象が変わります。
また、3色までにまとめるというような場合でも、トーンが似ている2色+アクセントカラーといったまとめかたにすると、よりすっきりした印象になります。
とはいっても、素材によって見え方も違うし、写真で見るのと実際に見るのも違うし、全部が無地というわけでもないし、結局どうすればいいの?とお困りの方も多いと思います。
インテリアで失敗を減らす方法で一番簡単なのは、モノトーンを取り入れることです。
モノトーンのカラーは無彩色といい、色相・彩度の概念がありません。
明度によって白→グレー→黒と変化するだけなので、常に色相・彩度は固定しているのと同じ状態となり、扱いやすいです。
クロスや建具、設備など、リフォームで色選びに悩むことも多いかと思います。
お手持ちの家具やお部屋のイメージに合わせて、色選びを楽しんでいただけたら幸いです。